焚火の炎

癒やしの効果

キャンプファイヤー

輝くキャンプファイヤーの火花、フィンランドの Anttoora にて

キャンプファイヤーcampfire)は、

キャンプで焚き火を囲んで行われる行事である、そうです。

Wikipediaより

行事というのにはいくつか種類がありそうですが、親睦を高めるものが

あるとのこと。

私たちは元々、火のそばで暮らしていました。

当然今もですが、その焚火やいろりや暖炉の火そのものを見続けていると、

ふとした気づきや、思い、感情や、意識、それらが微妙な遊びを持ちながら、

一本の束ねられたロープのように強くなり、

1つの方向へと集中するように束ねられているのが見受けられます。

炎の揺らめきが、微妙に枝葉を剪定し、意識が向かうべき方向を

示しているように感じてなりませんでした。

プロメテウスの「業」

神々が未だ、地上に姿・形を現していた時代、

全知全能の神ゼウスは、決して人間に授けてはならないものの中に、

「炎」を上げていました。

Wikipedia参照:プロメーテウス像 1762年 (ルーブル美術館蔵)

なのに、最も賢いとされた神「プロメテウス」がゼウスの命に背き、

人間界に「炎」を与えました。

で、どうなったか?

「炎」の使い方が分らない人間は「食べ物を焼き、暖を取り…中略

…武器を手にし、全てを滅ぼす道具まで作り出してしまいました」

プロメテウスの行いを知ったゼウスは

決してプロメテウスを許しはしませんでした。

結局、諸説ある中、プロメテウスは3万年もの間、拷問にあい続けます。

人間側からすると「善・優しき人」のプロメテウス、神々の側からすると、

「悪・無法者」

結局、私たちの世界ではトリックスター

トリックスター(trickster) とは、神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、

物語を展開する者として表現されていきます。

真実は藪の中ですが、それほどまでに、人類は神々に愛され、恩恵を被り、

用意、準備され、守られていたにもかかわらず、

未だに戦い続ける妄想にとりつかれています。

日本のゲームアニメの世界がまさに大人が作り出す、

仮想世界ではあるものの、戦いの物語、仮想の「敵」を作り出し、

その「敵」を倒し、成長することで、報酬や成果、成長を与えられるという

ヒーローズジャーニーが、常に背景にあります。

実際のたき火の炎は決して妄想の世界ではありません、

実際の炎がもたらすものは、

自分の行く道を指し示すというマジックの世界を作り出しています。

炎は存在しているのに、常に揺れ動いている、

けれど決してその方向は下向きにはあり得ない、常に

真っ直ぐな上を指し示しているのです。

だからこそ、迷ったり、躊躇したときは、純粋な炎の前で、

ゆったりと自分に向き合うのが良いのかも知れません。

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