今でこそ、良いもの扱いの存在
それは…
以下の写真の植物
ちょっと本題前に…
義理のいとこは兼業農家で、
毎年、米を植えるそうだ。
そもそも何故、米なのかを聞いてみた。
兼業で農家が出来る理由は
「そんなん、米やから出来るねん」だった
何故?
「植えた後はほとんど
ホッパラかしで良いねん」だった。
ほっぱらかし?って思いました。
正直、持っていたイメージとは違いました。
でも、そんな簡単な米作りの中で
唯一、踏ん張らねばならないところが
あるそうです。
それは、放置すると稲に回したい栄養を
食い尽くす存在があるそうです。
その植物を引き抜き切ってしまわないと
花が咲き、実がついてしまうと
その種が万が一土に落ちてしまうと
何年も何年もその作業を繰り返さないと
いけないので、どうしても、
大きくならないうちに引っこ抜かないと
いけないのだそうです。
それでは本題
その植物の名前は
「稗(ひえ)」 ひえ~(^^;)
見た目はなんと、
稲にうり二つなのだそうです。
成長すると、稲よりも大きくなり、
つける実が
まるで稲穂と同じなのだそうです。
この稗、実は
ものすごい、生命力があり栄養価も
抜群なのです。
ひえには、食物繊維が白米の約8倍も
含まれています。
ひえに含まれる食物繊維は
不溶性食物繊維と呼ばれるものです。
不溶性食物繊維は、消化吸収をされずに
腸まで直接届くという特徴を持ち、
便のかさを増やす役割を持っています。
かさを増すことで、腸のぜん動運動を促し
腸内環境を整えてくれます。
更に、何度も強調しているミネラル
- マグネシウム
- 鉄分
- カリウム など
ミネラルも多く含まれているのも
うれしい特徴です。
ひえは白米にくらべて、
くすんだグレーのような色をしていますが、
栄養がたっぷり詰まっているよ、という
証拠かもしれません。
ミネラルは、
細胞の機能維持効果を持っており、
皮膚や骨などの細胞の生まれ変わりを
活発にする役割を持っています。
ミネラルが不足すると、
さまざまな異常が起こりますから、
積極的に摂取したい栄養素です。
そもそも、何故、植物が
そこまで強くなるのか?
稗は本来、山間の平地が少ない痩せた
土地でも生育することから、
中々稲作が進まない地区の常備食として
栽培と言うより、
自生した植物というのが的確かも知れません。
勿論、稗だけではなく、そばやあわと言った
雑穀に当たる植物も
小さいながら、エネルギーのもとが
たっぷり含まれています。
本来の力を見直されて
存在のベクトルが変りつつありますが
米と一緒に炊き合わせるのが
最も良い食べ合わせのようです。
このとき
最も重要な原則、
忘れないで実践して頂きたいのです
それは…健康スキルの高い人は
絶対に分っておられると思いますが
うるさく、書いてしまいます。
それは
「咀嚼」です。
堅い穀物の栄養価をめいっぱい
引き出す一番の方法
「咀嚼」です。
あなたは、一回の食べ物を
何回の咀嚼で飲み込んでいますか?
ちょっと意識してみて下さいね~