遺伝情報の格納庫と遺伝情報と遺伝子はちょっと
意味が違う。
遺伝子の原型といわれるものを発見したとされたのが19世紀フランス。
「アントワーヌ・ベシャン Pierre Jacques Antoine Béchamp
1816年10月16日~1908年3月31日」というお医者さんが
後に微生物学の前駆になる研究を行い、発見したと言われたのが
小体:マイクロザイマス(小発酵体)。
このマイクロザイマスの観察でベシャンを最も驚かせたのは
有機体あるいは生命体を侵すような深刻な事態が起こると、
マイクロザイマス自体は死滅せずに有機体だけを死滅させるように
働くという事実でした。
生命体の細胞は朽ちても、マイクロザイマスは場所を変えて生き続けるのです。
(このことは細胞の自死(アポトーシス)にも投稿しています。)
死滅しないという証拠にマイクロザイマスは土の中や沼地、煙突のすすや
通りの埃、空中や水中にさえ発見されました。
彼はこの死滅しない論が真実か否かを時間の流れの中に確認を求めました。
それが、この観察です。
「ベシャンは6千万年前の哺乳動物が初めて地球上に現れた新生代第三期の石灰岩も
調べてみると、そこにも存在していました。」
後継者
この発見とは別に 同じくフランス生まれのガストン・ネサン Gaston Naessens博士
1924年3月16日 –
彼は自らソマトスコープと名づけた、倍率3万倍で分解能0.015μmの
超光学顕微鏡(一般的に光学顕微鏡の倍率は1000-1500倍、
分解能は0.1μm程度が限界である。これは光の波長の大きさに由来する)を
開発し、人の血液を観察。
その中に不思議な微小生命体が存在する事を確認したとし、
それを「ソマチット」と命名した。
観察を繰り返した結果、彼はソマチットを意思や知性を持った
微小生命体であると断定した。
参考:ウィキペディア
このことから、人間の身体には細胞よりも小さい単位の存在が発見されて、
その活動、サイクルなども確認されている。
私がここに書く理由は、19世紀に端を発し20世紀もまたぎ、
21世紀も早、1/5を迎えようとする3世紀にもわたって未だ、
知識知として一般化されていないからです。
とらわれの世界
今、学校という場所で何を学ぶかは個人の資質につながっていますが、
その資質は、毎日、何を思い、何に興味関心を持ち、
どんな場所で、どんな人と、何を食べ、何を飲み、なにを考え、
何を目指すかによっても現れる世界が違ってくると言うことです。
一方向のアングルで眺める世界と、多方向から見る世界観とではとらえ方が
違ってくるかも知れません。
あくまでも可能性です。
ただ、その可能性は私たち一人一人に与えられた自由と言われるもののように
感じます。
世界は狭く小さいかも知れませんが、深さはある、高みもある、
身体が存在する理由は知識値と経験値が重なり合って作られる世界があるよと言う
意味合いのように感じます。