驚くのは、痩せているのに、脚が思いの外、
太いことは「脳」が原因だった…こと。
「結果」= 「太い」
原因 = 「脳」の「ある症状」
この言葉を聞いて、思い当たる人は
相当な研究家か、はたまた、治療家か
施術家、と言う事だろうと思います。
普段は、そこまで意識するほどの太さでは
ありませんが、今回、「冷え」をキーワードに
様々な研究と実践を積み重ねる中で、
いかに小さい頃から感じていた疑問が
いとも簡単に「腑」に落ちる経験をしました。
脳の様々なネットワーク機能が低下すると
脳は自然にむくみ始めます。
この、わずかなむくみが自律神経系を
少しづつ圧迫し、結果を呼び起こす作用を
始めます。
実に巧妙な仕組み。
全ては血流の悪化が引き起こします。
前回 毛細血管が99%とかいていますが
その毛細血管の膨大な数の集積は脳が最も多く
それだけ、わずかなつまりも命取りになります。
しかし、その前に起るのが、排水出来ない状態が
引き起こす脳の浮腫
血流の改善は明らかに脳のむくみに確実に
影響が出ます。
では、どうやって?
脳は頸椎が一番多く、太い神経を束ねています。
血管は首の頸動脈、その両方にリンパが通って
体液を供給し排出しています。
リンパは皮下直下にあるものと
大動脈の即片を通っているものとがあり
血液の流れよりもゆっくりと流れています。
この流れの存在は案外知られておらず、
血流が注目度70%だとすれば、
リンパ液の流れは10%あるかないか…
私もついつい、忘れがちですが、
風邪を引いた、やれ、肩が凝ったというのは
ほとんど、このリンパ液の流れ、排出、排泄
スピードの滞りが原因となります。
リンパは30㎝を流れるのに20~30分
かかると言われています。
つまり、ほとんど動いていないように感じるのが
リンパ液です。
目に見える早さではあるものの、
血流に比べればまるで、静止しているかのような
スピードです。
このスピードの違いが、脳に異質なむくみを
起こし、自律神経の圧迫、それが原因となる
筋肉の引きつりが、内臓各器官への圧迫となって
思わぬ不調の原因となります。
脳内はまるで宇宙空間と同様です。
宇宙のダークマターと言われる存在が
膨張と縮小を繰り返し
星々への軌道変異や差異を引き起こさせます。
ダークマターの揺らぎは脳内のゆらぎと共振し
脳内物質と関連し合って体調の変化を
誘発してしまいます。
ダークマターに引きずられないためにも
脳内液の循環を活発にさせるためにも
第1、第2胸椎をゆっくり脇までつまみ
さらに鎖骨の上部を推しながらマッサージをし
ゆっくりと、耳の後ろから前の鎖骨部分に向かって
筋繊維と筋と血管を分離するつもりでほぐし
最後に頭骨の最下部を抑えながらゆっくりと
耳後ろまで指で挟みながらほぐします。
99%の毛細血管を元気にして
皮下リンパ、大動脈周辺のリンパの促進を
行って見てください。