[非コードDNA]
非コードDNA領域
ゲノムDNAのうち,遺伝子・タンパク質を
コードしていない領域のことを言います。
イントロンとエキソンを除く未開拓の領域で,
ヒトゲノムではその大部分を反復配列や
レトロトランスポゾン様配列が占める.
(非コード領域の半分は反復性の配列です。
残り半分の6割ぐらいが非反復性配列で
4割ぐらいが遺伝子領域のイントロンです。)
参照元:月刊実験医学新刊
RNAの働き:新しく分ったこと
RNAまたはリボ核酸は、タンパク質を作り、
細胞の他の部分にDNAの指示を行う細胞メッセンジャーとして広く知られています。
これは、現在、発達および疾患に関与する様々な細胞プロセスの調節を含む、
タンパク質コードに加えて他の重要な機能を有することが理解されています。
このRNAに関するさらに、面白い実験結果がSience Daily :
5/18の記事に掲載されていました。(以下記事から抜粋)
研究者らは、Aplysiaと呼ばれる海洋のカタツムリの種の尾に、
軽度の電気ショックを与えた。
カタツムリは、20分ごとに1回、その後24時間後に5回、
5回のテールショックを受けた。
ショックはカタツムリの守備撤退反射を高め、
潜在的な害からの保護のために表示します。
その後、研究者がカタツムリを軽くたたいたとき、
彼らはショックを受けた個体が平均50秒間続く
防衛的な収縮を示したことを発見しました。
これは「感作」と呼ばれる簡単なタイプの学習です。
ショックを受けていない個体は約1秒しか収縮しませんでした。
生命科学者たちは、第2シリーズのショック後に、
尾の衝撃を受けた海洋のカタツムリの神経系から、
またショックを受けなかった海洋のカタツムリからRNAを抽出した。
その後、ショックを受けなかった7匹のマリンカタツムリに、
第1の(感作された)グループのRNAを注入し、
ショックを受けなかった他の7匹のカタツムリの対照グループに、
第2のグループのRNAを注入した。
注目すべきことに、科学者らは、ショックを与えられたカタツムリから
RNAを受け取った7匹は、彼ら自身がテールショックを受けたかのように
振る舞うことを発見した:彼らは平均約40秒間持続する防御収縮を示した。
「記憶を移したようなものだ」とUCLAのBrain Research InstituteのメンバーでもあるGlanzmanは語った。
予想どおり、カタツムリの対照群は、長い収縮を示さなかった。
次に、研究者らは、ショックを受けなかった異なるカタツムリから、
抽出されたニューロンを含むペトリ皿にRNAを添加した。
いくつかの皿には電気的な尾の衝撃を与えられた海洋のカタツムリのRNAがあり、
いくつかの皿にはショックを与えられていないカタツムリのRNAが入っていた。
皿の中には感覚ニューロンが含まれており、
他にはモーターニューロンが含まれていました。
運動ニューロンは、カタツムリの反射に関与しています。
![Click to enlarge](https://www.sciencedaily.com/images/2018/05/180514151920_1_540x360.jpg)
神経科学の分野では、記憶がシナプスに保存されていると、
長い間考えられてきました。
(各ニューロンには数千個のシナプスがあります)。
グランツマン(Glanzman)は、記憶がニューロンの核に保存されていると考えて、
別の見方をしています。
将来、アルツハイマー病の初期段階で休眠状態になった記憶を目覚めさせ、
回復させるためにRNAを使用することが可能である、とGlanzmanは語った。
彼と彼の同僚は、2014年にeLifeジャーナルに研究を掲載し、
喪失した記憶を回復できることを示しました。
とあります。
今まで、大切なのはDNA、他はDNAに働きかける一部のRNAが
重要視されてきましたが、
今後未開発、未発見、未確認のRNAの機能について
ますます、情報が実験と供に開示されて来るのは、当然です。
これからの事
私たち全ての情報を確実に活かすにはそもそも細胞内にある、
情報源のコンディションを最良の状態に保つ事が必要です。
それは、細胞炎症などによる、DNAやRNAの「傷つき」に対するリスクヘッジです。
この考え方は、医者でなければ出来ないとか、何々の資格が無ければ出来ない、
と言った狭義なものではありません。
日常の生活は個々のものだからですし、むしろ、
個々の責任においてカスタマイズしていくことが最も安全且つ
確実なアプローチであると考えます。
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