細胞炎症って何?

「細胞炎症」って聞いたことはありますか?

時々、投稿のなかで文字として書いていましたが、知っている人は少ないのかも?と気になり、一度、分解して見ることにしました。

細胞が炎症を起こすことを指しているのですが、そもそも、細胞のどこが炎症を起こしているのでしょうか?

そして何が原因で炎症が起きるのか?

それはどのような状態になるのか?

結果的にどうなるのか?を順番に書いていきます。

炎症とは?

1.炎症は、異物や死んでしまった自分の細胞を排除して生体の恒常性を維持しようという反応と考えられます。

その反応は2種類あります。「急性」「慢性」です。

反応が早く起る細菌やウイルス(一種の異物です)が体の中に侵入しようとした時に、さまざまな細胞などの生体内成分がその排除に働いた結果が炎症性反応です。

もう一つが、やや時間をかけて一旦その異物の構成成分を解析してから強力に攻撃する時に後から作られる成分による反応があります。それを遅発型(慢性)と言います。

2.ケガをすると、その部分は充血して赤くなり、やや熱感を持ち、腫れて痛みを感じるようになります。このような症状は、体の傷ついた部分の組織がケガに反応したために起こるもので、これが炎症とよばれる状態です

分りやすい急性

反応が早く分りやすいのが虫刺されと風邪です。

まず、虫刺され、これは外傷性の物です。

「蚊」が皮膚に着陸して吸血のためのハリを私たちの皮膚に刺します。

その時に気付かれないように指す前に痛みに対する「麻痺」を起させる成分(毒)がハリの挿入と同時に唾液腺の中に含まれていて、私たちはほとんど気付きません。

それが蚊が吸血用の針を抜く際に皮下に注入された唾液を一緒に吸い上げるのですが、それがどうしても残るそうです。

その成分がまずは異物として反応の引き金になります。繰り返しになりますが、以下の事をイメージして下さい。

ケガをすると、その部分は充血して赤くなり、やや熱感を持ち、腫れて痛みを感じるようになります。このような症状は、体の傷ついた部分の組織がケガに反応したために起こるもので、これが炎症とよばれる状態です

更に、吸血された後は基本大きかろうが小さかろうが「傷」ですから、傷を修復しようとして起る生体反応も炎症とします。

次に急性の内部炎症の最もわかりやすい風邪の羅患に起こること。

一般には、ウィルス感染と言われています。が、名前のついているのは少しで、後は名前すら不明なウィルスが200とも300ともあると言われます。

結局「風邪症候群」の症状を引き起こす物を総じて風邪ウィルスと呼んでいます。

さて、その風邪症候群を引き起こすと反応が人によって様々に出ます。

私は「喉の痛み・腫れ」から咳や鼻水、鼻の奥へと広がり、全身倦怠感がきて、食欲不振へと発展します。

      

     ↓

この段階は既に、もう、身体の免疫細胞が死者を出すほどに大量にナチュラルキラー細胞が出動した、「後の祭り」状態です。

ここから更に、免疫力を出動させすぎて弱った身体にたたるのが、インフルエンザウィルスです、風邪と似たような症状ですが「インフルエンザ」特有のウィルスに感染して発症し、下手をすると肺炎を引き起こします。

これらが、急性の体内炎症の分りやすいパターンです。

では遅発性と言われる物について

分りにくい遅発性

急性は症状の変化が著しく変化し、明らかに何らかの対処をせねば辛いぞ、と言うサインが発せられます。

もし、それが起っていなかったら、如何でしょうか?

私はウィルスに感染した、そのけれど、何ら変化を感じないタイプの炎症、その代表的な物が「HIV」ウィルスへの感染。

そして、炎症がゆっくりと進み、それに伴って起る反応も軽微なため、特に分りにくいのがアレルギーと言われる炎症です。

これらは表面的な炎症とは違って体内の深いところで起こり続けます。

貴方がフードアレルギーを持っていた場合、実際には認識できる場合はアトピーやアナフィラキシー症候として反応が出てきた場合にのみになります。

遅発性のフードアレルギーは細胞炎症を静かにゆっくり引き起こし続けます、それは一部のタンパク質の化合上のキー[形]が自分の遺伝子と折り合いが会わない場合に炎症として起り続けます。それが日本で検査できる項目は100項目とかなり数が少なく、フードアレルギーの障りの部分のみになる場合もあります。

それでも、検査をしないよりは、行って自分のフードアレルギーを知っておくのも良いと感じます。

私はメタトロンで計測しました。かなり正確に出ます。

炎症で何が引き起こされてしまうのか?

急性は基本、対処するスピードが上がります。つまり、早く対処するから早く症状が改善される、しかし、根本へのアプローチではない可能性もある。

慢性は存在すら認識されず、対処するという発想が持たれにくい。それが炎症の結果起っている症状だと認識されるまでに長時間を要し、正確に診断されるまでの間に複合的に要素が絡みあってしまっている事が多い。

気付いても複雑さ故に根治へのアプローチが困難になる。

慢性炎症のたどり着くところは自己否定や自己嫌悪感を発症し、メンタルさえも病み始めます。それが更にどれほどの毒性を体内に充満させるかは計測不能。

しかも、重篤な疾患(癌や循環器疾患)、膵臓や肝臓・腎臓の疾患、筋繊維痛症、更に、免疫系の崩壊による皮膚細胞の炎症(アトピー等)も含めて、全て内分泌系のネットワーク上の疾患が明らかに増えます。

炎症は人の身体の内部を根底から覆してしまうほどの威力を持ってしまう現象です。

それが、変化をもたらす先にはDNAが待ち受けています、このDNAデータの損失を防ぐためにも細胞炎症の正体を知って、根本的に関係が無いほどの生活習慣を手に入れる必要があります。

最近では、メンタルが先に変化すれば炎症も改善し治癒にこぎ着けるとされています。

それはスタンフォード大学の生物学博士「ブルースリプトン」が1989年に発表しています。

その研究は更に進化している分野であり、慢性炎症はストレスホルモンとの関連が深く、治癒へのアプローチはメンタル、あるいは細胞、どちらからでも可能ですが、早く抜け出るにはどちらの手法も正確に実行し続けることが最大の鍵となります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする