先日、「エデンの園での真相」とした記事を書きましたが、
9月9日の日本経済新聞の読書のページに
「性食考」赤坂 憲雄著 が福島亮大の書評で上がっていました
作品の基礎になるのが神話の世界
人間の性と食がどのように社会の繁栄につながるのかを
壮大な時間軸の中で書き込まれているようです。
今の時代、AIの出現からAIが身近になる変遷を体験し、
再生医療の世界では必ず、基礎研究しなければならないのが
人間の細胞そのもの。
そこでは細胞の基本形態を掘り下げざるを得ないのだと思います。
臨床医療の現場で結果を出していくためには基礎研究があってこそ。
さて、その神話と医術、どう関係するのか?
西洋絵画の中には絵画とされているがそれは
間違いとしか言いようのない作品が山のように存在します。
レオナルドダヴィンチ、彼は作家と言うよりメッセンジャーだったように
感じます、彼の作品はルネッサンス時期の本当の姿を残しています、
欧米が現代人に隠しおおしたい食に関する闇の事項
それは「カニバリズム(食人)」
ヨーロッパにとどまらず、地球上に存在する歴史なのですが、
このルネッサンス期にはそれがピークに達していたのです。
それを書き記したのがレオナルドダビンチ
興味が湧いた人は古い、美術書を図書館や古本屋で探して、
注意深く観て欲しいのは
「聖アンナと聖母子像」
この画の聖アンナの顔や洋服に飛び散った血痕を丁寧に
描き込んでいます。(最近は修復という名の下に血痕の後が消されています)
暗示的なのは今にも食べられそうになっている子供の手には
「子羊」が描かれています。
子供を食す歴史は日本昔話にもある「鬼子母神」、ついこの50年前までは
パプアニューギニアにも、南アフリカ共和国にも…
どの国にも存在していました。
この闇を戦ったのがレオナルドダヴィンチ、
食人の習慣は人間に様々な症状を伴う病をつれてやってきた。
このことに警告を発したのがレオナルドダビンチです。
「食肉」に伴う人間の健康への悪影響をいさめるために
各宗教では何らかの動物の肉を食することを禁忌事項にあげています。
全ての食肉の習慣を手放す事を強いたのが仏教でした。
精神性の向上と食肉の習慣がどのように関係しているのかは
又、次回書きます。
食文化が精神性や社会繁栄(人が健康で長命という基本)の基盤になることが読み取れる
現代の「性食考」と 各宗教の教え、深くつながっているように感じます。