土用の入りは年4回・毎回鰻?

土用とは1年を科学的に5つに分解し季節上に起るエネルギーの変化を分りやすく伝えるために作られた暦の一つの呼び方です。詳しくはWikipediahttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E7%94%A8

で確認して下さい。

今回は、この季節の狭間になぜ、記事を書こうかと考えたかというと、ウナギを食べるだけではこの「難有り」の時期を乗り越えるのには少し無理があると考えたからです。

1シーズンの谷底と峠越え

明らかに太陽と地球との関連のみならず、ここには黄道の惑星も関連してきますが、そこは天文学者や占星術師の専門家にお任せするとして、エピジェネティックスヘルスコンサルタントとしては1年のリズムと体調のコンディショニングについて書いて行きます。

4季とかくとピンと来ないでしょう、四季が見慣れているからです。

4の方が説明の際には便利なのでここでは4と表記します。

一年365日を5で分割すると73日それを4等分して季節の合間にはめたのが土用です。

物事を少し俯瞰する、チェックのタイミングです。

そのタイミングで次の季節のピークパフォーマンスの準備をします。

18日間と0.25日あります。

例えば、夏至から1ヶ月の間に外部環境も大きく変化します。

その環境変化に人は意識的に対策するのとしないのとでは一年の収穫のためのラストスパートが違ってきます。

だから土用の期間が重要です。

先ずは、身体

チェック項目は意外と簡単です。

疲れが貯まっていないか?

急激な気候の変化で食事の好みが変わっていないか?

排泄の量や中身に変化はないか?

眠れているか?

結果はどうですか?

ここで、もしあなたが健康ならば、今のまま突き進むエネルギーのチャージのための生活リズムを確立しておきましょう!

具体的には1ヶ月間のスケジュール表に既に決まっている予定と食事のタイミングの見直しや家族とのコミュニケーションの時間や回数などを見直しして足らずを満たし、過分を削除します。

もし、どこか不調が出ている場合は今のあなたのものの見方や、捉え方や考え方を見直すチャンスとしてください。

あなたが心のどこかに「嘘」を抱えていると今までの努力が無駄になりかねないと言うメッセージです。

ケガをしたりアクシデントが重なったりしてくると、このメッセージは立ち位置が間違っていると言う事になるのでこの期間に見切りをつけて立ち位置を変えて再スタートを切るに良いタイミングです。

そのとき、次の季節に思うような結果がでなくても、身体を壊してまで続けるよりは、この土用のタイミングで身体を建て直して再スタートを切る、心が晴れやかな方が成果も出やすくなります。

では、メンタルはいかがでしょうか?

今、この瞬間に考えても仕方の無いことでとらわれていたりしませんか?

それが過去のことであっても未来のことであっても今じゃない事にとらわれていると、心は妙に落ち着かなくなりそわそわし目の前のことには意識が行かなくなり、成果を上げることが出来なくなります。

本当はこんなはずじゃなかったとか、こうすれば良かったとか…

ご自分の周りの環境を嘆いていたり、不満に思っていたりしますか? 谷底に感じる。

そんな場合はこの土用のタイミングで整理するにはちょうど良いタイミングとなります。

合わない人や合わない環境に長くいると自分のセンサーが鈍ってしまいますし、淀んだ目になっていきます。

貴方の周りのいい人が敵になったように感じたりする瞬間があります、その時に冷静に見極めるのもこの時期にする事柄になります。これは峠道という意味合いです。

つまり全ての計画、実践の見直しをして調整をして1年の計の達成に向けて軌道修正を行うのに使う時期がこの土用の意味合いになります。

「土」とは物事の現実化への用事を計らうと捉えれば良いでしょうか。

私たち日本人は暦を大切にし秋口の収穫に向けて星の動きや「天」の気を見計らって生活を取り仕切り政をし、国の栄えを起してきています。

その仕組みを今の時代にだからこそ取り入れて個人の人生の目標達成に活かす手はないと考えます。

なぜ、土用の鰻なのか?

暑気払いに格好のウナギは最高に栄養価の高い希少な栄養源です。

江戸時代にうなぎ屋のマーケティングだったという説もありますが、それは今から見れば大成功した素晴らしいマーケティングでもあります。

本当のところは分りませんが、うまくこの季節にマッチングしたからこそ、何世紀にもわたって引き継がれてきた食暦だと感じます。

そこで、せっかくですからヘルスコンサルタントとしてはお伝えせねばなりませぬ、

このウナギの力をふんだんに取り入れるには案外皆さんには知られていませんが、その前後、2週間ほど粗食で過ごす事です。

飽食に飽食を重ねるとせっかくの滋養の食べの物の値打ちが全く分らずに単に脂肪細胞となりはててしまう可能性も上がります。

 とか   とか

なぜなら、高タンパク、脂質の高い食品が腸の中で重なってしまうと、インスリンを大量消費しすぎて栄養どころか脳の疲労につながります。

インスリンの大量消費が脳にとっても身体にとっても不調の原因になる事は「血糖値の変化によるメッセージ」でも書いています。

土用の食事は季節の変わり目を乗り切るための物を取り入れるのが良いとされます。その辺りのことは、次回の土用の頃に又、投稿しますね。